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表情の認識

少し前からアメーバーの「ピグライフ」にはまってます

これは、自分の畑を耕したり 料理を作ったりするものなのですが 
なぜかジロ吉は 私がピグをやっていると近づいてきて、横で見ています


で、特に好きなのが ピグの動き

普段はこういうかんじなのですが
RIMG0033_convert_20120515235007.jpg
PC画面をデジカメで写したので、見づらくてすみません。

画面の下にある動作のアイコンをクリックすると

泣いたり
RIMG0035_convert_20120515235044.jpg
見づらいですが、涙が出てます

怒ったりなど
RIMG0037_convert_20120515235114.jpg
これは、頭の上に蒸気が出てます


けっこう表情豊かで楽しいです


そして、いつも泣き顔をさせながら「悲しい・・・」とか、怒らせて「プンプン!」とやっていると
ジロ吉がものすごく喜ぶので、毎日の日課になっていました

そのうち ジロ吉みずから、「悲しい・・・」とか 「プンプンは?」と言ってくるようになったので
言われたら表情ボタンを押して 喜ばせていました


なぜか、喜びの表情にはあまり興味がないようで・・・
テレビでも、アニメキャラが怒ってるときに大爆笑してたりするので、激しい表情がおもしろいのかもしれません。





そんなある日、大学に行ったときに 表情の違いを見分ける課題が出ました


笑った顔 ・怒った顔 ・悲しい顔  の写真を並べて
先生がどれかと同じ表情の写真をジロ吉に渡し、それと同じ表情の写真と一緒にさせるというものです


後で先生が説明に来られて、「ジロ吉くんは、かなり同じ表情を見分けれてますね~」と言っていただきました
たぶんピグのおかげだと思います


もしくは、目の開き具合・口の開け具合で見分けてるだけかもしれませんが・・・

実は、隣の部屋からジロ吉の様子を見ていたのですが、たまに「笑った顔」に「怒った顔」を重ねていました。
私から見ると、ちょうど写真が逆さまだったので気づいたのですが 「笑った顔」と「怒った顔」の歯の出てる面積が だいたい同じくらいだったのです




先生のお話では、まずは表情での顔の違いを認識して そこから「この人は 悲しんでる」とか「怒ってる」というふうに 
内面を認識させる方向に段階をふんでいくとのことです。





今のジロ吉は、「悲しい」とか「怒ってる」顔の形を見分ける力はあったとしても
悲しい人が なぜ涙を流しているのか、怒っている人が どういう気持ちなのかは気づいていません。

もしかしたら、一生相手がどういう気持でその表情をしているのか 気づくことはできないかもしれないです



それでも、そのうち「怒っている人を笑わない」とか、基本的な社会性は身につくといいなと思います

これでお友だちとかできたらな~
療育先には 同じくらいの年の男の子がたくさんいるので、長いスパンで仲良くできたらなと思っています



私の妄想になってしまいますが、同じ趣味を持ったお友だちと 一緒に語り合ったり
恐竜なら博物館、トーマスならトーマスランド、電車なら電車を見に行くとか 楽しく過ごしてほしいです


とはいっても、私がよく見に行かせていただいている 東田直樹さんのブログでは、ひとりでいるのも楽しいと書いてありましたし
ジロ吉も 一人が好きそうだなと思うこともあるので、基本一人でできる趣味を見つけることができればいいんですが

友達がいてほしいと思うのは、私の価値観ですものね。
私が友人がいてよかったと思っているからといって、ジロ吉にとっては違うこともありますし・・・。


と、また 勝手にジロ吉の将来の妄想が止まらなくなってしまいました

まだ3歳のジロ吉の未来、もう決まってしまっているようで 見当もつかない部分もあるので
つい 今考えても仕方のないことばかり考えてしまってます現実逃避ですな・・・

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おじいちゃ~ん

2歳になる前から、よく遊びに行っていたSCのキッズスペースがありました

ここは、かなり広いし フワフワ遊具もあるし、おもちゃも充実していて すごく楽しいです
受付や見回りのおねえさんたちも、優しくて明るい方ばかりです

ジロ吉は、いつもここの木製レールコーナーの汽車(磁石でくっつくタイプ)がお気に入りだったのですが
この(2歳8ヶ月)頃、急に人形に目覚めました


今まで見向きもしなかったドールハウスで、ずーーーーっと何かをしています
後ろから覗くと、おじいちゃんの人形(後頭部がハゲている)で遊んでいました。


おじいちゃんをベッドに寝かせ、おじいちゃんで階段を昇り、おじいちゃんをブランコにのせ・・・
無言でおじいちゃんを操っています。

他にも人形ファミリーはいて、子どもたちと思われる人形もたくさんあるのに、なぜおじいちゃん?

ドールハウスは2つあるので、隣のドールハウスにジロと同じくらいの女の子がやってきました

「おじいちゃん、あ~そ~ぼ」

ジロ吉は無視しています

いたたまれなくなった私は、あまり意味はないと分かりつつ
「あ、おじいちゃん、お孫さんが呼んでますよ~」と言いながら、女の子の持ってるおさげのお人形にうながしました。

もちろん、ジロ吉は自分の世界で、おじいちゃんを窓から覗かせているので 女の子に
「ごめんね、自分の世界に入っちゃってるみたい~」と言いました・・・あくまで普通の子のフリしてみる


その後、他の遊具に行って またハウスに戻ってくると、おじいちゃんはいませんでした。

「あれー?おかしいねー、おじいちゃんどこ行っちゃったかな?」
「おじーーちゃーーん」もちろん私の声です

ジロ吉は、ドールハウスのまわりを探しています

そして、ついに 机の奥に落ちていたおじいちゃんを、見つけました


無表情で拾い、そのまま遊ぶジロ吉。

おじいちゃんが よかったんだね 



こんなにもジロ吉の心をつかんだおじいちゃん

その後 しばらくは 家でもずっと「おじいちゃ~ん」と独り言を言い
一時保育でも、連絡帳に「おじいちゃーん」とよく呼んでいました。」と書いてありました

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ババー・・・

ジロ吉が2歳8ヶ月のころの話です。

ジロ吉の認識力の問題は、前にも 「ありがと、ばっ」 や、「りんごとりんごの絵が同じものと理解するのに時間がかかったこと」でも書きましたが

かなり手ごわいです 


やっと重い腰を上げてとりかかったなんちゃってABAですが、しばらく動作のマネっこばかりやっていました。
この頃は「パチパチ(拍手)」と「バンザイ」、「頭」をマネさせていました

けれど、まずジロ吉には 頭とバンザイの動作の区別がつきませんでした
ジロ吉のバンザイは、絵よりももっと腕が曲がっていて、頭よりほんの少し上でやっているのもあり
こっちが見てもはっきりと区別できないようなかんじです

セラピー(と呼んでいいものだっただろうか・・・)をやっていても、半信半疑というか、これでいいんだろうか?という
一抹の不安がつきまといました


そして、ジロ吉はというと パチパチとバンザイ、もしくは「ありがとう」を言うと ごほうびがもらえる、というのを覚えたので
お菓子など欲しいときは、とりあえず全部やっとく、というかんじで パチパチしつつバンザイ、「ありがと、ば!」と言って
こっちを見ます(期待を込めて)

これで強化してしまうと、ずっとこのままになってしまうかな?と思い、「ちょうだい」を教えることにしました。
手を交差させて、同時に「ちょうだい」と言うというやつです。


これは比較的すぐにできるようになりました
・・・が、あげたらすぐに逃げてしまうので、「ありがと」は封印されてしまうことに・・・
あげた後に「ありがと」と言わせるのは、今も課題になってます


それから、おもちゃを箱に入れていたので 開けてほしいときに「あけて」と言ってくるようにもなりました。

プラレールをつなげるのもできないので「やって」と言わせるようにもしたのですが、これは苦手なようです
何日か後には、「やって」と言わせると 「 や  っ  て ~~!!!!」と言いながらキレるようになってしまいました

そしてその数日後には・・・プラレールをつなげることを諦め、くっつけて遊んでました
そんなにまでして、「やって」って言いたくないんだ・・・。

どうも、「言葉を出す」というのは ジロ吉にとって、かなり苦痛のようなのです。

まあ 私もかなり英語が苦手なので、英語しか話せない状況(周りがみんな英語圏の方)だったとしたら
やはり口数も少なくなりますし、努力して話してやってもらうよりも 少し妥協して何もしない方を選んでしまう気持ちはわかります



それから、定型発達の場合だと たいてい「ワンワン」などの名詞よりも先に「ママ」とかお母さんを呼ぶ言葉が出てくることが多いと思うのですが
ジロ吉は、まったくその兆しが出てきませんでした。

自閉症で言葉が遅いお子さんを持つ母親たちは、たぶん同じ気持だと思います。


「ママ」と呼ぶ声が聞きたい・・・ 
そして、それに対して「なあに~?」とか余裕の笑みで応答したい


今まで、うちでは「お父さん」「お母さん」呼びにしていたのですが、ジロ吉が言いやすいほうがいいんじゃないかということで
この頃から「パパ」「ママ」呼びに変えてみました

療育仲間のママさんに、「ママ~、ってトントンしてもらうようにすると分かりやすいかも」とアドバイスをしていただいたので
さっそく家でやってみました

最初、私が向こうを向いて座っているところに、主人がジロ吉を連れて登場。
ジロの手を持って、「マ・マ」と言いながら 肩を叩いてもらいます。



そこですかさず、「な・あ・に?」と笑顔で振り向くのですが、私の顔を見たジロ吉は、「ウヒャヒャヒャ~!!」となり
何度も「バ・バ!」と言って私を叩きました。

これはイケる 

手応えを感じた私は、何度もしつこくやってくるジロ吉にでも、うれしくて笑顔で振り向き続けました。
ママではなく、ババなのは少し気になりましたが 


その後、また絶望に打ちひしがれるとは知らずに・・・・。

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プロフィール

モッチリーニ

Author:モッチリーニ
知的障害を伴う自閉症の息子、ジロ吉の母です。
ABA(応用行動分析)を中心に、これがよさそうかな?と思うことをやってみたり集団療育に行ったりと、いろいろとやってみています。

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