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焦り・・・結果が伴わない。

じつは・・・。

今 週2で通っている療育園では
ABAのような 子どもの行動をムリヤリ変えていく方法を
あまりよくは思われていないようだと
前にも日記にしたことがあるのですが



先月のことです。
他のママさんが、園長先生から

「特に何かを働きかけずに、ありのままを受け入れて
 愛情を持って育てれば
 それが 一番成長するんですよ

と アドバイスを受けたそうです。


園長先生は、私がABAをやってるということを ご存知なので
私には そうおっしゃることはないのですが

もしかしたら、私の焦ってる姿が 
痛々しく映ってるのかもしれないなと思いました


確かに私、まったく結果出せてないから・・・

ただ、私の姿が イコール ABAやってるお母さん、というわけではないし
ABAで 言語性も社会性も伸びたお子さんも
たくさんいらっしゃるんですけどね

園でABAやってるのは、私くらいしかいないので
そうなるのもムリないですね


さきほど話に出てきた 園長先生にアドバイスを受けたママさんは
最近つみきの会に入会されたので

園長先生は、私のようにはならないようにアドバイスされたのかな、
なんて思ってしまいましたゲスの勘ぐりです


他にも、ABA関連のイベントがあり、そのチラシを貼ってほしいと
園長先生に頼んでしまい、

「市がやっている園なので、
 一つの療育方法を宣伝するわけにはいかないんです、
 ごめんなさい」と謝られてしまいました気を使わせてすみません。

今思えば、当たり前ですよね
そういうところも、盲目的に映ってしまったのかもしれないです。

けして 自分の考えを押し付けるつもりはありませんが、
ちょっと怪しかったかも・・・



そしてなにより、
私は園でも、ジロ吉のことをよく怒ってしまいますし
あまりかわいがっているようには見えないと思います。

絵本を見ていて 動物の名前を ジロ吉が言うと、
先生がものすごく褒めてくださいますが
私は つい褒めるのを忘れてしまいます

靴を自分で履いているのに褒めないで、
左右逆で履いていたとか
そういうところが 気になってしまったり



家でもセラピー以外、ほとんど褒めません。

で、セラピーでちゃんと褒めるかっていうと、
「正解!」とか言って 強化子を出すだけで
けっこう無表情で やっていました

散らかされた、とか 水をわざとこぼされた、とか
そういうことでも怒鳴り散らし、ジロ吉を泣かせてます


いつの間にか、「できて当たり前」だったり
「こんなことが、なぜできないの?」だったり

私が ものすごくハードルを上げていたのです。



今まで、自閉症と診断されて
「自閉度も普通よりも重い」とか
「知的障害もあって、社会性は0歳児なみ」とか
分かってるつもりだったのに 

実際には 「このくらいはできてほしい」と
ジロ吉の能力以上を 求めていたみたいです。



早く おしゃべりできるようになってもらいたい、
そのためには、課題も ここまでは4歳までに終わらせたい、

そうなると、こういうことはできて当然。
むしろ、これでつまずかれては困る

こんなかんじで 毎日セラピーしていました



周りから見たら、
現実を受け入れず 子どもにムリな教育を強制して
ヒステリックに わめき散らす親だな・・・
と見られても仕方ないと思います。

そのせいで、ジロ吉も情緒不安定になり
園の子たちを 突き飛ばしていたのかも?



試しに、今日は思いっきり褒めながら
セラピーをしてみました

そうしたら、いつもよりも ジロ吉も楽しそうでした


つみきの会でも、「大げさに褒める」というのを
忘れないように、という指導はあったのですが
つい忘れてしまっていました


課題も、ジロ吉には難しいようなのに しつこくやりすぎてしまいました。
先生に話すと、新しい課題をやるときは
マスター課題との比率を8:2くらいで進めるほうがいいと言われました。

焦らず、ジロ吉のペースで進めていきたいと思います。

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3歳4ヶ月のセラピー

夏になってから、セラピーをサボってしまっていた自分


たまに気が向いたときに、ジロ吉が並べているおもちゃで
「トーマスと ジェームスと ハロルド ちょうだい」と言って持ってこさせたり

ヨーグルトとか 桃を小さく切ったおやつをあげるときに「目」とか「耳」など指示を出して
触ったらあげるというようなことくらいしか していなかったので
結局3ヶ月近く、先の課題には進めないまま コンサルになってしまいました


つみきBOOKを見ると、まだページ数はたっぷりあるし、後ろに行くにしたがって難しくなるので
果たして、こんな課題をジロ吉がやるようになることがあるのだろうか?
と気が遠くなりそうになります


さすがに上級課題(初級・中級前半・中級後半・上級に分かれています)にいたっては 
高機能や軽度知的の子対象なので そこまで行くことなく就学を迎えるということも十分予測はできていますが

それでも このままではいけない、少しでもできることを増やしていかないと・・・という気持ちで
最近また 1日30分くらいは がんばることにしてみました



とりあえず、コンサルは無事終わって 新しい課題に望むことにしました

ところが・・・。
新しい課題「位置)で出てくる「机」と「ソファ」が、まったく覚えられないのです

「机に置いて」と言っても、「つ・・・く・・え・・」と言いながらソファに置いてしまったりしていたので
机を指さし「これは?」と聞いても答えられませんでした。




「おとうさん」「おかあさん」も、今でも気を抜くと間違えてしまうジロ吉ですが
名詞に関しては、けっこう覚えがいいと思い込んでいたので ショックでした。

とりあえず、机とソファを それぞれPCで検索して
「机」「ソファ」と何度か言わせました

その後 自作絵カードで「机」と「ソファ」を何度かランダムに言わせたところ
3日後、なんとか実物で不意打ちに「これは?」とソファ・机を指さしても
答えることができるようになりました


まさか、この段階でつまずくとは・・・。

ジロ吉の認識力、奥が深いです



そして、「机」と「ソファ」と「椅子」に積み木を置かせようとしましたが
「椅子に置いて」と言っても、椅子に座ってしまいます

指示は ほとんど聞いていないのは 知っていましたが、なんだかへこたれそうです



しかも、指示のことを言ってしまうと
いつも「これ何?」とか「何色?」とか「誰?」と毎回変えていますが
ジロ吉は答えを適当に言っているので、そこから正していかないといけなくなります。


そろそろ「指示の違い」を教えていかないといけないかな、と思う気持ちもありますが
もともと指示をあまり聞かないタイプ、

注意散漫で 答えさえも、一旦違うのを触ってしまう子が(これも本来は直すものだそうです)
果たして理解できるのか・・・・



一旦違うのを触る、というのは
ジロ吉の場合、絵カードでもフィギュアでも「きりん」と私が言いながら手を差し出していたので
ゾウとキリンが置いてあれば、ゾウも一旦触ってから キリンをくれるかんじです。

なので、絵カードを使い(フィギュアだと触りたくなるので)ゾウとキリンで
「どっち?」と聞いて、「こっち」と選ばせる課題を取り入れることにしました


ちょうど大学の方のPRTでも、「こっち」の確立を頻繁にしてくださっていたので
机の課題で試行数をアップして、確実にものにしようと思いました



最初はカードを取りそうになるので、後ろに主人がついてくれて
「キリンはどっち?」と聞いたら すかさずジロ吉の手を持って「こっち」とタッチします。

何度かやっているうちに、「こっち」は忘れながらもタッチできるようになってきました



これができれば、苦手だった「選択」も ちゃんと自分の意思でできるようになるかな?

もう少し軌道に乗ったら、今度は大好きなチョコと そんなに好きでない柿の種で
「どっち?」と選ばせてみようと思います


それにしても、最初に教えるときに私1人だと プロンプトがうまくできなくて苦戦しますが
もう1人ついて「見本を見せる→プロンプト」を取り入れると かなり理解が早まるかんじしますね~

訪問セラピストさんは、よく新たな社会的応答(いってきます・いってらっしゃいなど)をするときは
私とのやりとりから先にやっていたので、その受け売りです



自分1人で教えても問題ない課題もたくさんありますが(その方が自分の好きなとき・好きな時間できますし)
もう1人いると、見本やプロンプトに加え 「やったー!」「すごーい!!」みたいな褒めも
かなりパワーアップするので 2人でできる環境なら2人でやるのもいいかも
(できれば、若い女性だと効果アップというかんじです・・・ジロ吉の経験上)


ただ、やはりお母さんから褒められるというのは 他にはないうれしさでもあると思いますので
どんどん褒めていこうと思います


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自分に合ったやり方

私は ジロ吉の障害を知った後に ネットでABAのことを知り、 
つみきの会に入ってDTTをやるようになりました


あまり迷いがなかったのは、きっと このくらい勉強っぽくないと効果がないかも、ということと
やはり「努力すれば、知的な部分を伸ばすことができるかもしれない」

ということを信じていたからかもしれませんこれしかない、と思ってました




で、普段 つみきの会の定例会などで出会うお母さんだと 
ABAをやっている、ということ前提なのですが(当たり前ですが)

市の通園施設のお母さんたちは、あまり関心がない人が多いので ほとんど療育の話はしません



やはり ABAは「動物の調教っぽい」 というイメージがあるようです

これに関しては 私も同意見で、日記でも書きましたが
確かに 子どもの意思を無視して、強制しているかもしれないけれど

ジロ吉のように 人の指示を聞くことのできない子に ものを教えるというのでは有効に思えましたし
たぶん、ジロ吉には このやり方は合っていると思えます




ただ、自閉症児みんなが 指示が耳に入らないわけではないんですよね~

通園での集団療育に来ている子のほとんどは
「自閉傾向」や「広汎性発達障害」 と診断されていても、

けっこう他の人を意識できていたり 大人の顔もよく見てくるし、
1~2メートル離れて先生が持っている絵本なんかも 椅子に座って注目したりできているので

ジロ吉ほど もので釣ってやらせなくてもよさそうな雰囲気ですうらやましい・・・




実際、ジロ吉の普段の態度を見て まさか単語をたくさん知ってるとか
色や形、大小が分かるとか 絶対思えないと思います


なので、DTTをやると 驚かれます。


私もたまに思うのですが、サルまわしっぽいんです

よそ見して、ふらついているジロ吉に 「頭、ほっぺ」と命令すると、
よそ見したまま 頭とほっぺをササっとさわるかんじが・・・・

で、そのままお菓子をよそ見したまま 口に入れます




もちろん、ジロ吉以外のお子さんで DTT中にすごく子供らしいかんじで
活き活きとやってる子も たくさんいらっしゃるので、ジロ吉に限っての話ですよ(サルまわし)





前に、通園のお母さんの中で ABAを始めた方もいたのですが
入った後、やっぱり自分とは考え方が違うと言っておられました



セラピーの施設に入るときに、場所見知りで 建物に入れなくて泣き叫んでいるのに、
「かまわないで、無視してムリヤリ入れてください」というのを言われてしまって

それが冷たく感じてしまった、というようなことでした


ABA的な接し方としては 「注目せず、泣いても無視してムリヤリでも入らせていれば、そのうち入るようになる」
ということなのですが

これは私もペアトレなどで勉強したし、今まで疑問も持ったことはありませんでした。

「ムリにでも入れるのはしょうがない」し、そうしないと集団で生活ができないと思っていたので。




でも、確かにそう言われれば、「子どもをムリやり矯正してる」 というか、
「親を信用してくれなくなって、結果的に 心を開かなくなってしまうのでは?」

というふうに考える人がいても おかしくないかもしれませんね






そのお母さんは ほんとにおおらかで、子どものやっていることを
大きな心で許すことのできる人で


お子さんに怒っているところを 見たことがなく(あまり怒られるようなことはしない子なのですが)
いつも笑顔で接していて
お子さんも、すごく伸び伸びと成長しています

「ありのままの子どもを 受けとめる」 という言葉は、こういうことなのかもしれません。



たぶん、「建物に入らなければいけないかもしれないけど、
入りたくないなら一緒に外にいてあげよう」 みたいな・・・






でも、じゃあ どっちの考えがいいのか、というわけではなくて

結局は 自分の子どもに合うかどうか、
さらに 自分の考えにも合うかどうか、なんだなって思います。




私の場合は、もうちょっと子どものやりたいことに 自分がすり寄るところも必要なんだな、
って 最近思えてきました

自分の都合に 子どもを合わせようとしすぎな部分があります





それと、私のやり方としては ABAが中心ですし、基本的にABC理論でいこうと思ってはいますが

他にも自分ができそうなことなら(というか、主にグウタラでもできそうなこと)
なんでも取り入れたいと思っています



ほとんどの療育法には、それぞれいいところがあるので どれかは選べません




このあいだ、コメントで教えていただいた「サンライズ」というのも 最近やってみてます
ジロ吉の意味不明な喃語をマネしていると、ジロ吉が意識しだすのがおもしろいです

さっきも ジロ吉のひとりごとが止まらないときに そのままマネしてみたら、
なんと ひとりごとが止まりましたすごい!!


少しだけですが、彼の世界に入る足がかりを見つけたような気がします

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プロフィール

モッチリーニ

Author:モッチリーニ
知的障害を伴う自閉症の息子、ジロ吉の母です。
ABA(応用行動分析)を中心に、これがよさそうかな?と思うことをやってみたり集団療育に行ったりと、いろいろとやってみています。

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