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集団療育とリトミック

大学からのメールで3週間後に面接の予定を入れ、希望にあふれて私とジロ吉はセンターを後にしました

大学での面接の予定日は10月の下旬でした

こちらに戻ってから、秋から始まると言っていた集団療育に電話してみたところ
まだ いつから、というメドがたっていないとのこと 
「保育士さんが決まらないので・・・。なるべく早く始めたいのですが、すみません」と申し訳なさそうに言われ
園長先生はすごくがんばってくださってるんだな、大変だな~と感じました。

実家に帰る前に そこに見学というか、体験みたいなのをさせていただいたのですが
10人くらいの子供たち、みなさんかなり落ち着いていて 指示も通っているようでびっくりしました 

内容は、前に書いた市の親子教室と同じようなもので
まず始めに 歌で歩いたり走ったりした後 おうまさんになってひざで歩きます。
これもほとんどの子ができていました

その後、 全員で集まってあいさつ、見る遊び、今日1日の流れを写真で伝えるところまでをイスに座って聞くのですが
これも、みんなちゃんと座っていました

ジロ吉だけが 教室内をかけまわり、それにつられて2人くらいの男の子がイスから離れてしまいましたもうしわけない・・・
比べてはいけない!!のですが、ついそんなことで落ち込んでしまいます。

先生は「半年くらい経つと、だんだんとできるようになってくる、みんな最初はこうだった」とおっしゃいました・・・が
ネタばらしのようでなんですが、11月から5ヶ月通った3月時点でも、まだかなり抑えつけてないと座れないです
そして長くは抑えきれず、結局ウロウロさせてしまいます

とりあえず、4月からの目標は「ウロウロ時間を減らす」というところから始めたいと思います


話は戻りますが、週に1回の集団療育だけだと、大学にも行く にしても少ないかな?というのが私の心情でした。
これで週3くらい集団があれば、他に通わせようとは思わなかったのですが
とりあえずスイミングかリトミックを 週1くらいやらせてみるのはどうかな?と思って調べてみました


すると、意外とうちから遠くない場所に 障害児も受け入れてくれる風な内容が書いてあるHPを発見しました

ピアノも教えている教室で、リトミックもやっているということでした。
早速電話してみると、感じのいい 明るくハキハキした方が出られて、数日後に無料体験をすることになりました

ただ、私はリトミックというのがどういうことをするのかよく分かってなくて、よく支援センターとか子ども向けのところで
「リトミック教室」と書いてあるのを見て、音楽を取り入れてなんかやるんだな、くらいに考えてました。

リトミックの体験の日、教室に向かうと・・・
電話に出られた方が出てこられましたが、女性だと思っていたら声の高い男性でした

声だけで言うと安田大サーカスのクロちゃんのような・・・。でも、優しそうな先生です。
あと、助手の女性もいらっしゃいました。

その日はたまたま他の生徒さんがお休みだったようで、ジロ吉 マンツーマンのレッスンです

最初に、先生がピアノをひいて、それに合わせてボールを ぽーん
としたいところですが、ジロ吉は聞いちゃいません

始終音を無視して、ボールを教室の隅にあるホワイトボードの向こうに投げて、それを取りに下をくぐって・・・というのと
先生や助手さんの靴を、履いて歩きまわろうとするのを繰り返していました

他にも、一生懸命先生と助手さんは世話を焼いて、「絵本見ようか?」と言って絵本を出してくださったのに
絵本を勝手にパラパラめくって、3秒くらいで他に行ってしまうし

先生は、かなりお疲れになったかんじでしたが「気にせず、いらしてくださいね。」と笑顔でおっしゃってくださいました

すごくいい先生だと思います。

あれだけジロ吉に振り回されても、最後まで笑顔でジロ吉の相手をしてくださって
自閉症で知的障害だと話してありましたが、大歓迎してくださいました。
値段も良心的だと思います


ただ・・・ジロ吉には、まったくリトミックのルールが分かっていなくて、指示どころかたぶんこちらの言っている内容が
本当に何ひとつ理解できてない、そんな状態でここに来ても意味がないのでは?と思いました。

何より、今日はお休みだったかもしれないけど、いつも来ている子やこれから入ってくる子たちの迷惑になりそう、
というのもかなり痛感しました

本当に今は分からなくても、そのうちに体でルールを覚えることもあるかもしれません。
もしかしたら、私が意味も分からず一人でウロウロするジロ吉を見るのが辛いだけ、というエゴな理由で
ジロ吉が成長できたかもしれない芽をつぶしてしまった可能性もあるのかも


結局、私はそのままスイミングも行く気をなくし、ジロ吉に習い事をさせることはありませんでした。

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大学からのメール

ジロ吉の思っていたよりも重い自閉指数、知的障害にあわてふためいた私ですが
前回の日記での井上先生のお言葉
「もしかしたら、近くの県の大学を紹介できるかも・・・」というのを聞いて、少しは 今やるべき事の指標ができました

もし紹介してもらえなくとも、その時は自分で動いて探してみよう。
きっと、うちから行ける距離にも 井上先生のような具体的に療育の手助けをしてくださる方がいるかもしれない

これからのジロ吉が少しでも改善するように とにかく余計なことは考えず(後ろ向きにならず)
自分のできる療育をがんばろう
他にもいいとされていて、自分でも「これだ!」と思えるものは取り入れてもいいかも

それから私はまたネットで療育について調べ始めました。
ジロ吉のことは放っておいて

たぶん・・・現実に向き合えなかったんだと思います。

何かをしていないと落ち着かない、療育でジロ吉が良くなるはず・知的指数が伸びたり、自閉度が薄まったりするはず
そう考えて現実のジロ吉を見ていませんでした。

今でもそういう部分はあると思います。

きっと近いうちに、本当に諦めるときが来るのかもしれません。

そして、そのときこそが ジロ吉の障害を受けとめることができた、ジロ吉のありのままを受け入れるということができるのかもしれません。


でも、今は諦められません。

諦めるときではないと思っています。

もう少し夢を見させてください 
その前に、口だけで全く行動が伴わない性格を直さないと・・・


そして、大学の先生からメールが着ました
少し遠いので来るのが大変かもしれないけど、それでも良ければ という内容が書いてありました

そこから、ジロ吉の担当になられる方(これからはA先生とします。)を紹介してくださり
3週間後に、大学の近くの駅で待ち合わせの約束をしました。

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驚愕のDQ! 発達検査結果

さて、「KIDS 乳幼児発達スケール」を無事に◯☓つけ終え、再度 臨床心理相談センターへ行きました

前回のボールプールなどがある部屋で、ジロ吉は2人の学生さん(だと思います)に遊んでもらい
私は別室で担当の方(たぶん彼女も学生の方だと思います)とお話しました

まず、最初に発達検査の紙をチェック、◯の数を数えます

そして他の紙と照らし合わせ・・・(たぶん、ここにグラフみたいなのが書いてあって、それで発達年齢が出る)

ジロ吉の結果は DQ35でした

そして、そのときの私は、DQ35がどんくらいなのかよく分かっていませんでした
大体の健常児よりも3分の1発達してるのね、くらいの認識です(だから2歳4ヶ月のジロ吉だと、だいたい9ヶ月の子くらい)

でも・・・ショックでした。

知的障害があるんだろうな と漠然と考えていたし、その覚悟もしてはいましたが
1歳児にも満たない発達なんて

でも、ジロ吉のこの指示の通らなさ、何も考えてないかんじ(不適切な言葉だったらすみません)は
9ヶ月の赤ちゃんだと言われたら納得できました。
いや、コミュニケーションでいくとそこまでも満たないと思います

実際、社会性や言語、概念は0.2ヶ月とか0・5ヶ月くらいの数値でした(手元にないので、曖昧ですみません)。
0.2ヶ月て・・・

そして、もう一ついただいていた紙は、自閉症スペクトラムの指数を計算するもののようで
目が合いにくい などの質問にチェックしていくものでしたが これも数値は高かったようです(ほとんどチェック入りました)


家に帰ってネットで調べてみると、DQ35は中度知的障害と書いてありました。
最重度が19以下 、重度が20~34、中度が35~49、軽度は50~69、ボーダーは70~85 だそうです。

といってもギリギリ中度だし、一番発達できてる運動(それでも1歳半くらいでした)やしつけでなんとか平均値が上がっただけで
結局苦手なコミュニケーション部分は、2年近く遅れているんですよね

さすがに落ち込みましたが、だからといって引きこもってるわけにもいきません

私には、いつかジロ吉と、好きな音楽やテレビドラマのこと、他愛もない話で盛り上がりたいという夢があるのです 

まあ・・・その後、「DQが30上がることは、ほとんどない」というのをどこかで読んで撃沈したのですが
それでも自閉度が下がってくれれば、お話できるかもしれないし・・・


そして、井上先生に 私が遠くに住んでいるので、ここには年に1~2回しか来れないことを話すと
もしかしたら 今住んでいる県の近くの大学の先生を紹介できるかも、と言ってくださいました
それでもうちからバス・電車乗り継ぎで片道2時間以上はかかるのですが・・・ 


光が見えました 

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臨床心理相談センター 2

前の日記で予約、9月下旬に私とジロ吉は飛行機に乗り 臨床心理相談センターへ

センターに着くと応接間に通され、今までのジロ吉の情報(産まれたときから最近まで)を書きました
その後、ボールプールやおもちゃもたくさんある部屋に通されて、ジロ吉は遊びながら話を聞いていただきました。

そして、井上先生が出てこられました!!
思っていたよりも優しそうで明るい雰囲気で、とても話しやすい雰囲気の方でした

そこでジロ吉がビー玉を穴の開いたタッパーに入れるたびに、みなさんが「すごーい!」と拍手で盛り上げてくださるので
ジロはなんだかテンションが上がってノリノリ・・・

1時間以上も 3人の若いお姉さんたちに囲まれてチヤホヤしてもらい、よっぽどうれしかったのか目をキラキラさせていました



先生は、ビー玉ができたらすぐにジロ吉の手をブルブルさせて
「スキンシップ嫌いじゃないみたいだから、お菓子じゃなくてもこういうのを強化子(セラピーのご褒美)にしてもいいね
と さわやかにおっしゃいました

ビー玉落としや長いストローのようなものを落とすおもちゃは、先生が100均などに行って自作されたそうです。
今ではうちにも ビー玉落としがあります・・・


その他にも、具体的にセラピーはどういうふうにするのかをいくつか実践してくださって、大体のイメージはつかむことができました。

そして「人がたくさんいても平気なようだし、感覚過敏も少なそうだから セラピーしやすいかも」とアドバイスしてくださり
私が 「ジロ吉が知的に遅れていそうなのは確かなので はっきりとした数値が知りたい、ここで発達検査をしてもらうことは可能なのかどうか」を聞くと、
「あ、今日やってもらおうと思って持ってきてるよ」と、手に持っていたファイルから発達検査の紙を渡してくださいました。
なんと話が早い・・・

実は、療育センターでの診察のときに、「発達検査とかはしていただけますか?」と聞いたとき
「まだ早いんじゃない?3歳くらいに、1回やろうと思ってます」と先生に言われたので、なかなかやってもらえないものなのだと思っていました

とにかく今の数値を知らなければ、今の段階でジロ吉がどの辺りにいるかもわからない。
結果がわかれば、ある程度目星をつけることができるだろうし、数年先への目標にもできるという気持ちで その紙を受け取りました。

次に来るのは3日後、それまでに2つの冊子に記入していくことを決めて、その日は家に帰りました。


発達検査の冊子は、「KIDS 発達スケール」というもので、実際にジロ吉をテストするというよりは
母親である私など、身近にいる人の回答でやっていくもののようでした。

1 運動/体全体の大きな動き

2 操作/手指などの意識的な動き(スイッチ、おもちゃなど)

3 理解言語/分かる言葉

4 表出言語/話せる言葉

5 概念/「熱さ」とか「大・小」「昼・夜」などの理解

6 対子ども社会性/友だちとの関係

7 対成人社会性/大人との関係(特に親子の)

8 しつけ/トイレ・着替えなど 社会生活の基本的ルール

9 食事/衛生感覚や食事の基本的なルール

この9項目の中の質問に◯☓で答えて、その数を表と照らし合わせて発達年齢を出す、というかんじです

◯をつけながら、「あれ?なんか・・・項目によっては、1つか2つしか◯つかないとこあるなあ」と思いました。
項目の中には質問が13~26あるのです。
運動やしつけは質問数多め、社会性や言語、概念は13~16問と少なめではありましたが・・・13問中1~2問て
概念は、0でした・・・。

少し辛めにつけたのですが(裏に「できたりできなかたりすること、やったことがなくてわからないものは☓」と書いてあったので)
それにしても・・・と不安になりながらも、むしろ低めの結果のほうが 今後伸びたときにうれしいし
など、また勘違いの前向きなアホ思考をしていました

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プロフィール

モッチリーニ

Author:モッチリーニ
知的障害を伴う自閉症の息子、ジロ吉の母です。
ABA(応用行動分析)を中心に、これがよさそうかな?と思うことをやってみたり集団療育に行ったりと、いろいろとやってみています。

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