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続・ジロ吉発達検査-3歳

前回の続きです。


やはり頭では「数値には踊らされない!と分かっていても
検査上で「できないこと」が気になってしまい

その後のABAでやる課題に、
検査でできなかったものを取り入れたりして・・・

やっぱり私、
おもいっきり数値に踊らされていますよね



・・・とかなんとか書いてるうちに 
また話が脱線してきてしまいましたので
結果を先に書いておきます

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今回の数値は、生活年齡:3歳5ヶ月

◯姿勢・運動 / 3歳1ヶ月 / DQ・90

◯認知・適応 / 2歳5ヶ月 / DQ・70

◯言語・社会 / 2歳11ヶ月 / DQ・85

◯全領域   / 2歳8ヶ月 / DQ・78


という結果でした

--------------------------------------

前回の日記に書いたとおり、この数値はあくまで
「ジロ吉が奇跡的にできている状態」で受けたものであり、
実際に同じ検査を児童相談所がやれば
20以上は落ちるんじゃないかと思っています

そして、それが本当のジロ吉の実力なんだということも。

それに、夏に心理士の先生との面談
実際にジロ吉を見て、いろいろ質問・ちょっとした検査をした先生が
「DQ44くらいだと思う」とおっしゃっていたのもありますし
(あれから あんまり内面が成長したとも思えません)

やはり よく見積もっても、今のジロ吉のDQは
50くらいだと思っていいんじゃないかなと思っています



でも、去年のジロが一番できたときの数値が「54」だったのが、
今回は「78」なので
去年のジロ吉よりは伸びたみたいです

今までいろいろやってきてよかった!

大学の先生方、園の先生方、学生セラピストさん、ママ友たち、
つみきの会関係の方々・・・

感謝してもしつくせません!!
本当に ありがとうございます



ただ、今回は数値が上がったということでしたが
そう喜んでばかりはいられません

というのは、去年の検査では無発語の状態だったのですが、
検査をしたすぐ後に言葉が出始めたので
言語・社会の上がった部分(45→85)は それが大きいと思いますし

認知は前回とほとんど同じ数値で、
ジロ吉の今の状態を見ていると、あまり伸びしろがなさそうな・・・
(数とか文字が、ものすごく苦手なんです

言語・社会の分野も、社会性はないし 
今年は言語面も 去年ほどは伸びたと実感できないので
来年の検査でどう出るか・・・というところです



言語・社会でなぜこんなに数値が上がったのか、
というのに対しての心当たりですが
検査のとき、「今日は誰と来たの?」という質問に
奇跡的に「お母さん」と答えていました。

でも、本当は まだジロ吉は「誰」という言葉も分かっていなくて
もしも同じ質問をしても、今でも答えられないと思います



なので、認知の部分を伸ばしていくしかないのですが

「同じのどれ?」という質問で、たくさんの図形の中から
手元のカードと同じ図形を選ぶものや

「数えて」という質問で、10個くらいの積み木を
端から数えていくものなどもできなかったので

そのあたりは これから教えていくつもりです。


ただ、来年の検査では もっと高度な問題になっているでしょうし
高度になればなるほど、もう私が教えるのも限界があります


実際、最近は 1つの課題の習得に時間がかかり
2ヶ月経っても 根本的な意味が分かっていないことも
しばしば・・・


さらに、数やひらがなの課題については 
本当に苦手なようで、2~3試行やったら終わりなかんじです。




と、また数値のことばかり気になって書いてしまいました


でも、認知や言語社会の項目が できるようになれば 
単純に今よりも世の中に理解できることが増えて
遊びが広がったり、

会話の内容が分かってくれば
もっと周りに興味を持ったりするんじゃないかと思うのです。


絵本を読むのにも、絵だけを見るんじゃなくて
ちゃんと話が分かったほうが面白いでしょうし

そのための手助けをしてあげたいです。


そして、いつか 映画を一緒に観に行って
「おもしろかったね」と感想を言ったり

マンガを読んで感動したり、笑ったりする日が来たら・・・
夢のようです



たぶん、かなり難しいことだと思いますが
もう少しだけ 夢見てがんばります。

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ジロ吉・発達検査-3歳

もう去年の秋のことになりますが
大学の方で ジロ吉の発達検査をやっていただきました。

去年 同じものをやってから
だいたい1年後ということになります


検査内容は、私は遠くからミラー越しに見ていたのと
撮っていたビデオでも手元はよく見えないので
あまり細かくは 分からなかったのですが(絵カードの内容とか)

それでも、去年よりも問題が格段に難しくなってるな、
ということは分かりました

うちの場合、ABAで多少訓練というか 
やり方を 教えこんでいるので
発達検査でできることは 増えていたつもりでしたが

本来なら、何も教えこまない普段の力で
これらができなければならないんだよなあ
と思いました

もしもジロ吉が、何も教えなくて 
ありのままの状態で検査をしたら
去年でさえ30台のDQが、今年はもっと下がっていたかもしれません

本当はそうしないと意味がないのでは?
と思われるかもしれませんが

概念にないことは どうやっても覚えられないし
問題に対して、どう答えたらいいか?の道標みたいなものの訓練、
というように思っています



そして 大学での検査内容はK式ですが、
ここでやっていただいた検査の仕方は
普通の児童相談所などでやっているものと比べると
かなり違います。


例えば、検査時間は普通2~3時間くらいで 
休憩をはさまずにやると思いますが
ここでは、1時間の間に半分は おもちゃで遊んだりの休憩をします。

さらに、週に1度・1時間の枠でやり、
それを3回。
3週にわたってやりました

その間に休みの週もはさんだので、
正確には1ヶ月くらいの年齡の差もあり

数値は 発達年齡との比較で出すので、
そこでも多少の誤差が生じています。


そして、一番の違いは先生たち

毎週遊んでいただいて、とても慣れている先生たちが
おやつや おもちゃなどの強化子を使って、
ジロ吉の持てるすべての力を 引き出します


なので、ここで出てくる数値は 
本来の検査の数値とは違います。

ただ、前回の検査も同じようにやったものなので、
今回とそのときの数値を比べれば、
何が成長したかの違いもわかりますし

ジロ吉の苦手なもの、これから取り組む課題を
考えることもできます


数値がすべてではない、というのは 
よく言われることですが

1年半療育をしてみて やっと、
少しだけ意味がわかってきたような気がします。

そうはいっても、数値がよければ もちろんうれしいんですけどね

あんまり数字で 一喜一憂してもしょうがない、
と 思うようになりました


・・・と、偉そうなこと言ってますが

検査を見ていると、やっぱり気になるのは 
できないことばかり

あれができないんだ、これができないんだ
マジックミラー越しに オロオロしてます。


長くなってきたので、続きます。

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プロフィール

モッチリーニ

Author:モッチリーニ
知的障害を伴う自閉症の息子、ジロ吉の母です。
ABA(応用行動分析)を中心に、これがよさそうかな?と思うことをやってみたり集団療育に行ったりと、いろいろとやってみています。

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