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OT勉強会に行ってきました。

だいぶ前ですが、OTの勉強会に行ってきました。

私の中では OT(作業療法)とPT(理学療法)の区別がついていなかったのですが
OTとは

身辺自立できない (歯磨き・着替え・食事など) 
不器用 (はさみ・おはし・鉛筆などの操作)
落ち着きがない・感情の起伏が激しい・感覚の未熟さ(過敏・鈍感)・偏食など

こういうことに対して、直接指導やアドバイスをしてくださるものらしいです。
(特に3番めは、OTの範囲とは思っていませんでした。)


今回講師をしてくださった先生は、

「訓練といっても楽しい遊びとしてやりましょう。
できたからと、すぐに次に進むのではなく できたことを余韻をもって楽しむことを大切に。」

とおっしゃっていました

通園の中でも、やっているお友だちを見て 自分で「やりたい」と思うのがいいらしいです。

身辺自立などでもそうですが、ジロ吉のように手に過敏を持っていて
ねんどやスライムのような ベタベタ系が苦手でさわれなかったとしても
同じ教室にいて、楽しそうにやっている友達を見ているだけでも 意味があるそうです


そして、いくつかの事前に募集していた質問に答えてくださいました。

 家の中をぐるぐる走り回ることについて

  耳の中に前庭(三半規管・うずまき巻の間)という器官があって、
  中に小さな石が入っている 
  これが重力や加速で傾くことによって、脳に刺激が送られる。
  
  走ってしまう子は 刺激を求めているので、
  走る・回る・ゴロゴロ転がる・でんぐり返しをたくさんさせること。

多動の子は、刺激を求めていることが多いようなので(感覚が鈍感なことが多い)
余計にそうなるのかもしれません。

大人しくしてほしいときは、直前におもいっきり「高い高い」や「とんでいけー」などやるといいと聞きました。
実際やってみていますが、まだ今のところ効果はよくわかりません
こういうのは、毎日の積み重ねが大切なんですよね


 爪を噛むのをやめさせたい・歯ぎしり・指しゃぶり

   噛むのは、歯と歯を打ち付けることで かなりの固有感覚を生む。
   固有感覚遊びができるとよい。
   (詳しくは後に書きます)
   
   しゃぶるのも、舌など口の中は ものすごく感覚の鋭い場所なので触覚遊びを楽しんでいる。
   舌の遊びから 手のひらでの遊びに変えていく。
   (手のひらのマッサージや、手のひらを軽く平手で叩くなど)

これがもし、不安でたまらないときに安心したくてやっている行為なら別ですが
暇つぶしにリラックスしてやっている場合、有効だそうです。
手のひらの感覚は、手触りのいい毛布を触らせるなどでもいいそうです。

この勉強会に行っていたころは、まだジロ吉が服をなめてしまう最中だったので
しばらくは 服や手をなめ始めたら、手をパンパンやっていました

そのおかげなのかは分かりませんが、今はめったに指や服をなめることはなくなりました。



ここで、先生のお話は 感覚の説明に入ります。

 感覚の種類

感覚の種類は、 触覚・視覚・聴覚・味覚・固有感覚・前庭感覚(平衡感覚) にわけられます。

私たちは、これらを駆使して周りの状況を知り、安心してすごせます。


これらの感覚は 生まれてすぐに完成しているというものではなく
成長に従い 育っていくものだそうです。

この感覚の育ちは、だいたい10歳ごろにできあがってくるようです

そして 段階をふんで成長していくのだけれど、最初の段階の感覚が未熟に発達してしまうと
うまく指先を使えなかったり、身辺自立できなかったりするそうです

段階は、姿勢・バランス → 運動・体を動かす → 目で見て手指を使う・形や音の区別 →身辺自立
というように、大きな運動から手先の小さな動きへ 影響していきます。


上に書いた「固有感覚」は、関節面・骨・筋肉についています
固有感覚遊びは、手ごたえや力ごたえを感じられるといいそうです。

例えば ギュっと抱きしめて、背中をトントンするだけでもいいし

物を投げてしまう子は(これは視覚や聴覚刺激もあるでしょうが)
ペンで机などをトントンするのもいいということです


ジロ吉は歯ぎしりをよくするので、今度から背中トントンを実行してみたいと思います。

・・・なぜ今までやらなかったか?

じつは、これを書くまで 勉強会に行ったことで安心してしまい、
資料をしまってしまって復習していなかったからです 忘れてました・・・



話はもどりますが、感覚には「原始系」「識別系」があります。

●「原始系」は、持って産まれた感覚で 目の前でパチンとやられて目をつぶるとか
熱いものを触って 手を引っ込めるとか、
動物が 危険から身を守るために備わっている本能の感覚です。

●「識別系」は、生きていくうちに 身についていく感覚です。


原始系で安全を確認して、安心できると判断してはじめて 識別系が働き始めます。
識別系を育てるためには、恐怖を感じず なんだろう?と自分で確認できることが大切だそうです。

そのためには
 自分で感覚刺激をコントロールできる経験をする
 受け入れられる感覚刺激の範囲を楽しみつつ だんだんと広げていく
ことが重要。


ジロ吉で言えば、ねんどのダンゴを手でこねるのは難しくても
フォークで挿したり、大好きなお弁当のおかずを作ってみたり
というようなことから始めるようなかんじです 

実際、おべんとうのおかずを ねんどで作ってみたら
ずっとイスに座って フォークでつついて、食べるマネまでしていました


原始系の行動は、学習されて識別系の行動に変わるそうです。

苦いものを 子どものときは原始系感覚で「毒」と判断して苦手でも
大人になったら 毒でないのが分かっているので 「おいしい」と感じるようなものでしょうか。


ジロ吉も、カレーやおだんご、雑炊などは食べるのをイヤがり
カレーは1年くらいの間 ムリヤリ最初の1口を口に入れていましたが
(1口食べると、自分から食べ始める)
今では「カレー♪」と言いながら食べるようになりました

ただ、このやり方は ジロ吉が以前はカレー大好きだったのに
急に食べられなくなったので(見て泣いていました)やりましたが

本当にイヤだと口から出してしまいますし、おすすめはできません


感覚や感じ方は、その時の気持に左右されるそうなので
イヤな気持ちで イヤな刺激を受けると、イヤな気持ちが強化されるみたいです

安心しているときに 許容範囲が広がります。

楽しい気持ちで、さらに「やらされる」のではなく、「自分から」やるほうが
受け入れ幅は広がります。

これはなんでも一緒ですよね~
嫌いなものでも、みんなと食べれば食べられたとかは よく聞きます 


長くなってしまったので、次回に続きます

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Re: モッチリーニさんへ

【kaeru 05】りりさん>
ABAって、好き嫌い分かれますよね~。
ムリヤリ行動を修正する感がイヤなのかな。
大事な時期に受け身だと、後で後悔してしまいそうですよね(汗
うちもずっとだらけてます・・・。
毎日自己嫌悪ですが、私もりりさんのコメント読んで
明日からがんばるぞ!って思いました。

モッチリーニさんへ

【kaeru 02】凄くモッチリーニさん熱心ですよね!!知人にABAを
勧めても興味持ってくれなかったり自然任せの人がが多いので私としては
正直大事な時期だからこそ受身だと後で取り返すのに何倍も時間が掛かる
ので勿体無いなって思うのですが受け入れるというのは非常に難しい問題
で個人差がありますよね。

うちの家族は最近だらけていたので(笑 モッチさんの12/3のブログ記事
で明日からセラピー開始しようと決意しました。

Re: タイトルなし

【kaeru 05】たまごんさん>
この日記は、OTの先生のプリントをほとんどそのまま書いてるようなかんじなので
私もよく意味が分かってない部分もあるかもしれませんe-330
たまごんさんこそ、本当にいろいろと知っていらしてすごいです。
身体はバランスを保ちたいんですよね、それがなかなかうまくいかないe-263
まだジロ吉の体感が、寒がりなのか暑がりなのかも見つけていないので、気をつけてみたいと思います。
お腹すいても、喉乾いても言えない子なので・・・寒いとか言えるといいんですけどねe-351

【kaeru 02】なるほど、勉強になります。
モッチリーニさん、凄く勉強されてますね。私も、OTとPTの違う事って、知らなかったです。って、OTしか知らなかったです。私は、最初の方で、ABAとかを本で読んで知ったんですが、その後は、生化学的なアプローチに進んでしまったために、そっちの方面での事ばっかり気になって、人間が持つ感覚について意識するようになったのは、ずっと後のほうでした。
私は、息子の治療をホメオパシーでやるようになって、その頃から感覚について勉強するようになりました。

感覚は、個々人でかなり違ってきますね。自閉症という一つのグループにしても、とても違ってきます。

なので、それぞれに合わせたやり方を見つけ出さないといけなくなってきますね。ホメオパシーでは、感覚というのは、人間が持つ能力で、目的としては、それぞれのCompensation(埋め合わせ)という考えがあります。何かが損なわれる事で、何かを埋め合わせるという、ホメオスタシスの原理の一環の一つです。

身体全体は、常にバランスを保とうとしてるけれど、何かが崩れていると、それを必死で立て直そうとするために、感覚を使っているというわけです。

人によっては、暑い部屋でも、違う人には寒いと感じたり、辛いものもなんでもないって違う人は思うのも、感覚の違いですよね。

これを見つけるのは、自閉症の子が言葉での表現が劣っていることから、なかなか難しかったりしますが、繰り返される行動を観察する事で、パターンがわかってきます。
プロフィール

モッチリーニ

Author:モッチリーニ
知的障害を伴う自閉症の息子、ジロ吉の母です。
ABA(応用行動分析)を中心に、これがよさそうかな?と思うことをやってみたり集団療育に行ったりと、いろいろとやってみています。

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