fc2ブログ

論理的な考え方

発達障害の人には、今さらですが「なんで こんなことが分かってないの?」というような
たぶん健常の方だったら 何の意識もなく理解しているようなことを理解していないことがあるように思います。



私も何らかの発達障害があると思っていますが、自分自身でも かなり年を重ねてきてから
「えっ!これって、こういうことだったの?」と驚くことがありました

そして、それは普通の人が聞いたら 私がありえないほどのバカに思えてくると思います
実際バカなんですけど、IQ自体は人並みにありますし 平均よりもよくできることもあるので
たぶん凹凸があるのだと思っています。


そして根本的な認知力というか・・・特に「他の人の立場になって考えた認知」が 私の場合は苦手だったのです




例えば、文明は川のあるところに栄えることが多いのですが、普通に考えれば

「水があるので、飲み水や生活用水に困らない・作物を育てるのにも適している・船で他の場所との交流もできる」
などいいことづくめで、栄えるのは納得できます


実は、私はこれがよく分かっていませんでした。

川沿いに文明が栄える・というのを頭ではわかっているつもりになっていて、テストでも答えられるのに
もしも自分が王様で どこでも好きな土地をもらえるってことになったとしても

たぶん川沿いを選ばなかったかもしれないのです
そして すぐに滅んだことでしょう。



そして、それは人生の中でもことあるごとに出てきて 私の生きづらさを後押ししました。



 いっぱい着ると寒くならない・・・こんな当たり前のことが30近くなるまで分からず、
2月に薄いコート(たぶん秋物)を着て ブルブル震えていました・・・

冬でも帽子や手袋はほとんどしたことがなく、したい格好が暖かいファーコートとかなら
確かに寒さを感じなかったのですが、

それが「ファーコートは暖かいから」ということに なぜか気づかなかったのです




 最初に一人暮らしを始めたときに 部屋にカーテンレールがついていなくて 
めんどうだったので そこを引き払うまでの4年間、カーテンなしで過ごしていました。

そのため、冬はエアコンをつけても部屋がものすごく寒くて辛かったです
あと、その時の部屋には タンスも洗濯機も冷蔵庫もなかったのですが 
引っ越ししてから買ってみたら すごく便利で驚きました


改めて振り返ってみると すごいアホなんですけど、当時は本気でよく分からなかったのですよね・・・
自分でも、こうやって書いてるだけでも アホすぎてイライラするくらいなのですが、
こういう経験を重ねて なんとかやってこれるようになりました。





で、本題なのですが

ジロ吉の場合も、こういう「なんで これが分からない?」ということが もちろん多いのです


もう特徴として仕方ないことと思ってはいるつもりなのですが、つい毎回毎回驚いてしまいます。
自分を棚に上げて・・・・




例えば、前に困っていた 私を「おかあさん」という名前だということが いつまで経っても分からない点なのですが
他の名詞はすぐに覚えるのに、なぜ「おかあさん」などが曖昧になってしまうのか?


セラピーでも、目合わせをしようとして「おかあさん 見て」と私が自分の顔を指しながら言うのですが
そこでジロ吉は 「おかあしゃん、みて~」と自分の顔を指さしながらオウム返しをするのです





今まで 何度も何度も「おかあさん」は教えてきました。
私を主人に指さして「おかあさん」と言ってもらったり、写真を使ったり・・・
(若干若いときの写真にしてますが、それがいけないのでしょうか?


「とりあえず、おかあさんは言えなくてもいいや、後回しにして 好きな言葉を覚えてもらおう」と切り替えることにしましたが
分かっていても やはり凹みます


こういうのも 私が年をとって少しづつ周りの考えに合わせることができるようになったように
ジロ吉も時間が来れば 認識力が上がることがあるのでしょうか?






論理的な考えは、たぶんジロ吉が苦手とする分野です。

「こうなるから、こうなる」というふうに 意味付けて考えることが難しいようです。





この間 自閉症児に国語や算数などの勉強を教えていらっしゃる方と話す機会がありました


そこで 私は ジロ吉が今の飲み込みの感じからいくと 将来とてもじゃないけど 算数などの計算や
国語での文章問題を解けるようになるとは思えないことと、

論理的な物の考え方を伸ばすには どうしたらいいのかを聞いてみました



すると 意外な答えが返ってきました。


勉強に関しては

「まだ、ジロ吉くんが どうなるのかははっきりとは言えませんが、自閉症で知的障害があっても
算数などの計算はできるようになる子もたくさんいます」と。

ジロ吉に勉強が必要かどうか、ということはさておき これも就学する頃のジロ吉の状態によるみたいです




それから、論理的な考えを育てるには についてですが

「今はまだ 「おでかけに行く」と言って靴を見せてから おでかけに行くというような
(靴が出てくる)=(お出かけ)とか、そういうところから始めていってみたらどうでしょう。
そこから、徐々に「こうなるということは こういう結果になるのだ」ということが理解できるようになるのでは?」

とのことでした



確かにそれも 論理的思考ですよね~


「お出かけ」のくだりなんかは 家でも既にやっていることではありますが、
ジロ吉はまだそれも本当に理解できているか怪しいところですし

やはり まずそこから始めて 徐々に・・・とはいっても、そこからの1段上がった課題が浮かばないのですが

とりあえず 「お出かけ」などの1日のスケジュールを視覚的にすることを 取り入れてみようと思いました



集団療育先でも、毎回朝のあいさつの時間に 先生が写真や絵を見せながら 今日やる遊びや
お弁当の順番の流れを説明しますが、たぶん まだそれが貼ってある黒板を よく見れてない状況なんですよね

写真を1枚ずつ見せながら 先生が説明をしてくれるのですが
説明中も 先生を全く見ていないので




もしかしたら、まだ家でスケジュールのやってないの 私くらいかもしれませんが

ジロ吉も 写真を見るだけで 「次はこれだな」って分かってくれるようになるといいな~

にほんブログ村 子育てブログ 自閉症児育児へ
にほんブログ村
関連記事

comment

管理者にだけ表示を許可する

ありがとうございます。

【kaeru 05】
おののきなこさん>
こんにちは^^

時間をかければ分かるようになるのでしょうか。
今のかんじからは、算数を解いている姿が想像できません・・・;
漢字が苦手な場合もあるんですね。

これからも、がんばっていきたいと思います♪

【kaeru 01】はじめましておののきなこと申します。
なかなか抽象的な言葉は覚えてもらいにくいですよね。でも時間かければかならず、わかりますし、先生の言うように算数がデキる子もいます。逆に漢字など書くのが苦手ですが。。。
応援してます。

Re: タイトルなし

たまごんさん>

ああ、確かに周りが見えていないかんじがします。
2歳くらいまでは、もっと見えていないかんじがしていました。
心の中で目をつぶっているんですね。

早く人生を楽しんでくれるようになるといいのですが。

【kaeru 02】>たぶん、だからこそ時間が必要なのかもしれませんね。

そうですよね。ジェットコースターをイメージしたら、例えば、怖がりじゃない人だと、ジェットコースターっていうものは、なんの苦にもならないもんで、むしろ楽しいもんなんですが、怖がりの人が乗ると、苦でしかたないですよね(私もそうなんですが)。
でも、その怖さを乗り越えて、何回も乗ると怖さが減ってきます。
怖い時って、ほとんど周りの景色なんか見えてなくて、目をつぶっているような感じなんですよね。
でも、楽しんでる人だと、これが景色も見えてて、色んな感覚も楽しめているわけです。
そんな感じだと思うんですよね。
何回もやって、何年も克服する事で、やっと周りの景色も見えてきて、怖くなくなってくるんだと思います。その時が来るのは、時間がかかりますね。

Re: タイトルなし

たまごんさん>

たまごんさんも、行きづらさに悩んでいらしたんですね。

スケジュール、うちも訂正されそうですe-330
自転車が好きなので、自動車や電車でお出かけのときのを自転車のカードにするとか・・・。
今でも、自動車ででかけると言うと「じてんしゃー!じてんしゃー!」とぐずるので困ります。

でも、一番心配なのは 自転車となってるのに、急遽天気が悪くなってしまったりとか・・・e-95
こういう場合はけっこう長めの癇癪を起こすので、困ってます。

自分が安心できるって確信できれば、こだわりが減るかもしれないのですね。
たぶん、だからこそ時間が必要なのかもしれませんね。
自閉症の子たちのこだわりや癇癪が、年々落ち着いてくる傾向にあるのは
「意外と大丈夫だな~」っていうのを積み重ねているのかもしれないですね

【kaeru 02】家もママって言えるようになったのは、ずっと後の方でしたよ。私は、I(私)を使わずにママって自分の事を呼ぶようにしてました。

私も、若かりし頃から変わってるなと自他ともに認めるくらいの人間でした。若い頃は、それがアイデンティティーみたいな錯角に陥って、なんとなくカッコいいなんていう風にも思った事があるんですが、やっぱり一番にあったのは、生き難いっていうのがあって、人と協調、同意、出来ない自分にイライラしてました。なんとなく、流れに沿ってないような気がしてました。
色んな事をやってみて、それで分かるっていうのは、誰でもあるんだと思うんですが、それが生き難いって事になると、イライラしますよね。
例えば、人間ってこうあるべきだとか、自分で理想があって、それに従ってない自分がいると、自分が情けなく思うとか、極端な話、そうなってしまうんではないかと思います。

家もスケジュールは、かなり後の方で取り入れましたね。私も、作っても解らないんじゃないかという気持ちと、息子の拘りがそれによって崩れるっていうのが無理なんじゃないかと思ってました。
6歳か7歳の時に作って、壁に貼ったら、案の定、私が書いた分を線で訂正して上書きされてました。(涙)なので、そこでボツ。
家は、拘りが大きな壁で、それが無くなるまで、ほとんど色んな事が無理でしたね。
拘りって、子供が持つ防衛本能だと思うんですよ。心理の本で、自己防衛本能ってあるのを読んだのですが、自我(エゴ)というのは、自分を守るためにあるそうで、弱い人間がそういうエゴを持つ事で他からの影響を跳ね除けてるんだそうで・・・
エゴは、大人に使われる用語みたいですが、子供にするなら拘りですよね。
なので、ジロ吉くんも、自分が安心できるって確信してきたら、その拘りが減ってくるのかもしれないですよ。

プロフィール

モッチリーニ

Author:モッチリーニ
知的障害を伴う自閉症の息子、ジロ吉の母です。
ABA(応用行動分析)を中心に、これがよさそうかな?と思うことをやってみたり集団療育に行ったりと、いろいろとやってみています。

最新記事
最新コメント
カテゴリ
記事一覧

全ての記事を表示する

月別アーカイブ
カレンダー
02 | 2024/03 | 04
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -
カウンター
リンク
ランキング☆
検索フォーム
RSSリンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR